title | Let's Open The Time Capsule |
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author | Naohiro Kato |
publication | Remix (Japanese Publication) |
date | 2003/01 |
issue | 139 |
pages | pp.82-83 |
"Let's Open The Time Capsule" is an interview (in Japanese) by Naohiro Kato originally published Jan. 2003 in Remix magazine (Japanese publication) Number 139, pp.82-83.
Boards of Canada
さ、タイムカプセルを開けてみよう
ボーズ・オブ・カナダが送り出した奇妙なトリップ・サウンドは
世界中に中毒者を生み出した。この度、マニアの間では高額で取り引き
されていたという幻のファースト・アルバムがとうとう再発される。
文加藤直宏
words Naohiro Kato
コアなファンの間では800ポンド(およそ15万円)で取引
されていたというボーズ・オブ・カナダのファースト・アルバム 「Twoism」がついにくワープンより再発される(日本はく ビート・レーコズンから)。これは彼らがくワープンと契約する 以前に作られていた作品で、80年代後半にエジンバラ辺の 地区で彼ら自身がデモ・トラックを送り出すために立ち上げた レーベル<MUSIC70ンからリリースされていたものだ。本 作はボーズ・オブ・カナダからの奇妙な贈り物のようなもので ある。僕は本作を癒きながら、まるで地中に埋めたタイムカプ セルを掘り起こして開けるときのような気持になった。数年前 の作品がこれまで世に送り出されずに(待ちきれずに覗いてし まった人もいるにはいるにれど)僕たちの前に届けられるなん て、何とも不思議で奇妙な感覚になる。ここでは敢えて中身に ついては触れないでおこう。そのほうがこのミステリアスなユ ニットには相応しい。その代わりと言ってはなんだが、まだあま り語られたことのない彼らの初期の活動について訊いたイン
タヴューをお届けすることにしよう(このインタヴューは本誌 2002年4月号に掲載されたインタヴューのアウトテイクによ
るもの)。
荒涼たるヴィジョンの未来に常に興味があった。なかでも 082 remix January 2003 1970年代の視点での未来。で、僕らはふたりとも小さい頃 からピアノとギターを弾いていたんだ。でもすぐに飽きた(笑)。 10才になる頃までには、ふたり共作曲をして、バンドでプレイ してたんだ。僕らの作ってたのは本当に不快な音楽だった。地 元にいる想像力のない人々を扇動しようとしてたんだ。その 頃、作ってた音楽は初期のニンピューター・ゲームの音楽にか なり近い感じだったな。クラシックなゲームのバックに流れる エネルギッシュな8ビットのアタリのメロディー、でも木物の楽
器でプレイしている・・・・・・っていう。だ。 マイクはマーカスと知り合う前に、すでに音楽を作りはじめて
いたそうですが?ンセサイザーを僕らに使わせてくれてそれを使って実験をは
じめた。スタジオのリハーサル・ルームを使ってね。パーカッ ションや他の楽器がたくさんあったんだ。スタジオのオーナー は何が起きてるのか全くわかってなかった。バンドは当初、ラ イヴのドラム、シンセサイザー、ベース・ギターでやってた。壮 大な雰囲気で可日もずっと続くかと思うような、長い単調なト
ラックを作っていた。クール・バンドのイニシエーションを受けるもんだと思うよ。自 999042011493338C. 700.9641
まだ若かったから。すか? マーカス:80年代の後半に僕らのファースト・デモをリリース
するために立ち上げたレーベルなんだ。は全然違う感じの音楽もかなりレコーディングしてきたんだ。 恐らく、ギター・ミュージックのアルバムが数枚できるくらい。
でも、あれがレコードになったのかどうかは僕も知らない。
ボーズ・オブ・カナダイ」のファースト・アルバム
Twoismiはぐビート・レコーズ>より発売中!
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Let's Open The Time Capsule