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{{question|Interviewer: "Compared to your previous two works, I felt that every track on this album has much more organized sound layers and the melody and textures stand out more. Could you tell us the points you considered when selecting the dozen or so tracks included in this work?"}} | {{question|Interviewer: "Compared to your previous two works, I felt that every track on this album has much more organized sound layers and the melody and textures stand out more. Could you tell us the points you considered when selecting the dozen or so tracks included in this work?"}} | ||
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{{question|Interviewer: "Compared to your previous works, especially ''[[Geogaddi]]'', which had a mood of unease and foreboding—this new work has a serene and uplifting feeling. What was the intention behind this change?"}} | {{question|Interviewer: "Compared to your previous works, especially ''[[Geogaddi]]'', which had a mood of unease and foreboding—this new work has a serene and uplifting feeling. What was the intention behind this change?"}} | ||
| − | {{boc|[[Mike]]: When we started ''[[Geogaddi]]'', | + | {{boc|[[Mike]]: When we started ''[[Geogaddi]]'', we were aiming to make a complex and dark record. In the middle of working on that album, [[wikipedia:9/11|9/11]] happened while we were in the studio. We sank deeper into making a dark record to reflect that time. When we started this new album, we both felt the world had become even darker and more unpredictable than it was during [[wikipedia:9/11|9/11]]. Wars, terrorism, natural disasters were happening one after another. But our reaction was not to reflect that but to create an escapist record that stands in contrast to these times. Something more utopian and completely unrelated to the current state of the world.}} |
{{question|Interviewer: "How did you gather the photos of people with happy expressions enjoying their holiday time that are scattered throughout the artwork for this album?"}} | {{question|Interviewer: "How did you gather the photos of people with happy expressions enjoying their holiday time that are scattered throughout the artwork for this album?"}} | ||
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{{question|Interviewer: "Are there any specific cultural aspects of a certain era that you feel your music is rooted in?"}} | {{question|Interviewer: "Are there any specific cultural aspects of a certain era that you feel your music is rooted in?"}} | ||
| − | {{boc|[[Marcus]]: "We're heavily inspired by North American culture from the 70s to the early 80s, especially films and music from that period. The media of that time had a positive symbolism that wasn't so obvious back then, as it was often a reaction to things like the Cold War and the Vietnam War. But now it's clear that it was like a neon rainbow. That symbolism influenced everything—from TV educational programs, sci-fi, music revolutions, and graphic design for the Olympics to summer camps, winter sports, and even "[[wikipedia:Sesame Street|Sesame Street]]. | + | {{boc|[[Marcus]]: "We're heavily inspired by North American culture from the 70s to the early 80s, especially films and music from that period. The media of that time had a positive symbolism that wasn't so obvious back then, as it was often a reaction to things like the Cold War and the Vietnam War. But now it's clear that it was like a neon rainbow. That symbolism influenced everything—from TV educational programs, sci-fi, music revolutions, and graphic design for the Olympics to summer camps, winter sports, and even "[[wikipedia:Sesame Street|Sesame Street]]". It's hard to put into words, but that era constantly fuels our energy."}} |
{{question|Interviewer: "[[wikipedia:The Rolling Stones|The Rolling Stones]] once gave listeners the fantasy of "youth that never fades", and [[wikipedia:Michael Jackson|Michael Jackson]] offered the fantasy of "purity that never grows up". If [[Boards of Canada]]'s music provides a fantasy for listeners, what do you think it would be?"}} | {{question|Interviewer: "[[wikipedia:The Rolling Stones|The Rolling Stones]] once gave listeners the fantasy of "youth that never fades", and [[wikipedia:Michael Jackson|Michael Jackson]] offered the fantasy of "purity that never grows up". If [[Boards of Canada]]'s music provides a fantasy for listeners, what do you think it would be?"}} | ||
| title | Music of Struggle |
|---|---|
| author | Soichiro Tanaka |
| publication | Snoozer |
| date | 2006/02 |
| issue | 54 |
| pages | 22-28 |
This is an original text copied verbatim from the original source. Do not edit this text to correct errors or misspellings. Aside from added wikilinks, this text is exactly as it originally appeared.
Note: Transcription by Apple's Live Text on a MacBook Pro
BOARDS OF
CANADA
by SOICHIRO TANAKA photography by PETER IAIN CAMPBELL
言葉は持たずとも、確固たる意志と理想を持った、闘争の音楽。
今、この時代に起こっている不条理や悲劇を受け入れることなく、
それを真っ向から拒否しようとするプロテスト・ミュージック。
それこそが誰あろう、ボーズ・オブ・カナダの正体だ。
前作から3年半ぶりの3rdアルバム『ザ・キャンプファイア。
ヘッドフェイズ」には、眩いユートピアのような世界が広がっている。
だが、その幻想的なサウンドの隙間には、この美しき世界は、
もはや失われてしまったという痛みの感覚が込められている。
つまり、この美しすぎる”失われた未来”を描き切ることこそが、
我々が暮らす忌まわしき世界に対する、彼らの異議申し立てなのだ
我
々は、ボーズ・オブ・カナダの音楽を、所
調エレクトロニクス・ミュージックという
狭いジャンルから解き放たねばならない。
同じく、彼らの音楽が、主張や思想や皮肉のないイン
ストウルメンタル・ミュージックだというイメージから
も解き放たねばならない。何故なら、ボーズ・オブ・カ
ナダの音楽は、確固たる理想を持った闘争の音楽であ
り、今ある現実には絶対に屈しないという抵抗の音楽
だからだ。
前作「ジオガティ」から3年半ぶりにリリースされた
ポーズのSrdアルバム「ザ・キャンプファイア・ヘッド
フェイス」は、おそらく今年リリースされたレコードの
中でも、群を抜いて美しいレコードだ。何時どんな場所
で思いても、辺り一帯を心地良いまどろみの中に誘い込
んでしまう、理想のユートピアに流れているような音楽
さざ波の音の向こう側から立ち上ってくるガット・ギタ
一の優しい音色、淡々としたプレイクビーツに乗せて、
幾重にも重なっていく虹色のテクスチャーーーここに
は、この心地良さの中に永遠に浸っていたいと思わせる
美と調和がある、誰もが、一度手にしたら決して手放
せなくなってしまうに違いない、本当に美しい作品だ。
だが、実のところ、このレコードはただ心地良いだけ
の作品ではない。ここには、かつてこの世界にも存在し
たに違いない美や調和が表現されていると同時に、今で
はその大半が失われてしまったという痛みの感覚が同居
している、深い悪しみのフィーリングが滲んでいる。ま
るでもうこの世にはいない家族と一緒に映っている幸福
な子供時代の写真を眺めている時のような、甘酸っぱ
い傷心がとても静かに広がっている。
幸福な記憶、そして、それがもはや過去にしか存在
しない失われたものであるがゆえの痛みーこのコント
ラストこそが、被らポーズ・オブ・カナダの主張に他な
らない、つまり、「何故、あの素らしい世界は消え失
せてしまったのか?」ということ。究極の美の世界を描
き出すボーズの音楽とは、ここ1世紀ほどの間に先進諸
国の政府が中心になって変えてしまった、世界の現状
を絶対に受け入れないという開手としてのノスタルジア
であり、異議申し立てとしてのメランコリアなのだ。
以下の対話は、もはや恒となったポーズの二人一
マイク・サンディソンとマーカス・イオンの兄弟コ
ンビとの書簡インタヴューだ。彼ら二人は、我々の用意
した質問に対し、どこまでも明明に語ってくれた。
interview with MIKE SANDISON'
AND MARCUS EOIN'
●自分自身にとって、これから先も、とても大切な宝物
のようなものになるだろう作品に出会えたことに、非常
に感熱しています。素晴らしい作品だと思います。
マイク・サンディソン(以下、マイク)「ありがと!」
マーカス・イオン(以下、マーカス)「ありがと!」
●以前、あなた達は、リリースされたことのない楽曲を
巨大なアーカイヴにして所有していて、自分達でもよく
聴いていると教えてくれました。本作は、この巨大なア
ーカイヴから引き出された、多肢に渡る時代に作られた
ものを集めたものなのでしょうか?
マイク「いや、ニュー・アルバムの曲は全部、2004年
から2005年の間に響かれてる。いつか、未発表トラッ
クをコンパイルしたレコードを作ると思うけどね。僕ら
が全部を見直す時間さえ出来ればね」
●もっとも新しいトラックはいつ頃、もっとも古いトラ
ックはいつ頃から、あなた達が取り組んでいたものなの
でしょう?
マーカス「一番新しいトラックは、2005年6月に取りか
かったやつで、“スロウ・ディス・バード・ダウン”だな。
一番古いトラックは、“84ポンティアック・ドリーム”
だと思う。あれは2003年初めに、デモのアイデアとし
であったからね」
●これまでの2枚の作品と比べても、どのトラックも、
サウンドのレイヤー自体が非常に整理され、よりメロデ
ィとテクスチャーが際立つ仕上がりになっていると感じ
ました。この作品に収めた十数曲のトラックを選んだポ
イントについて、教えて下さい。
マイク「僕らはこのレコードをロード・ムーヴィのサウ
ンドトラックみたいに思い描いてたんだ。70年代後半に
あった、北米の砂漠を渡っていく冒険を描いたような映
面だね。と同時に、精神的な旅でもある。僕らは、この
ヴィジュアルなアイデアに通じる曲を選んでいった。だ
からこそ、曲願も重要だった。いろんなアップ&ダウン、
波乱のあるストーリーを話るわけだから」
今の状況を見てると、このカオスにインスパイアされた、暗くて、難しいものを作りたくなる時がある。
でも、一番のアプローチは、それに反発して、もっと新鮮で、ポジティヴなものを作ることなんだ。
だって、人々を日常的に恐怖に陥らせることは、世界中のメディアが十分いい仕事をやってるからね。
僕らの音楽にも、ダークな部分はあるけど、底に流れるメッセージは常に希望と自由なんだ
●では、本作は、これまでのどの作品よりも、“歌”を
感じさせる、という視点について、あなた達の感想を聞
かせて下さい。
マーカス「いいね。僕らはこのレコードを、より歌を感
じさせるレコードにしたかったから。『ジオガディ」は、
僕らのもっとも抽象的で、ダークなレコードだった。そ
して、今回は、ねじくれたポップ・アルバムみたいなの
を作るのがいいんじゃないか、って感じたんだ」
●これまでになく、ガット・ギターのアルペジオがフィ
ーチャーされることで、よりアコースティックなテイス
トが際立っています。ただ、こうしたギターの多用は、
あなた達の無意識下における、「もうIDMだとか、エレ
クトロニクス・バンドという風に呼ばれたくない」とい
う思いが働いていた部分はあると思いますか?
マーカス「マイクと僕はこれまでもずっとギターを使っ
て音楽をレコーディングしてきたんだよ。ボーズ・オ
ブ・カナダ以前も、二人とも、80年代には実験的な口
ック・バンドをやってた。初期のボーズ・オブ・カナダ
のレコードには、実際、ギターの音が入ってるんだけど、
すごく加工してあるから、誰もギターだとはわからない
んだよね。最近のエレクトロニック・ミュージックは、
他を見ないような狭いものになったせいで、停滞してる。
それも、今やその大半がラップトップの内側で、デジタ
ルに作られてるから。どうしてそうなったのかは理解出
来るんだ。90年代にエレクトロニック・ミュージックは
かり聴いて育ったミュージシャンだと、僕らとは違って、
アコースティックで、“リアル”なバンドへの情熱を持っ
てないからね。でも、僕は、この新作を、ボーズ・オ
ブ・カナダはエレクトロニック・ミュージックしかりリ
ースしないー-その考えを定着させるものにしたくなか
った。で、ギターにもう少し、聴いてすぐにわかる役割
を果たさせることにしたんだ」
●ボーズ・オブ・カナダの音楽は、往々にして、幸福な
過去の記憶と、それが失われてしまったがゆえの喪失感、
痛みといった風に、相反する感情を同時に喚起します。
ただ、こうした効果は、あなた達にとって意図的なもの
なのでしょうか?
マイク「うん、それは絶対に僕らが意図していることの
一つだね。僕にとっての世界最高の音楽は、何かしら悲
痛なエモーションを呼び起こすものなんだ。特にビター
スウィートな感情、ほんの少し麦失感や悲しみに彩られ
た幸福感っていうのかな。多分、それ自体は個人的な体
験から来てるんだろうけど、僕らは同時に、ヴィンテー
ジなスタイルをある種のバックボーンとして使ってる。
少なくとも、それに目配せしてるっていうのかな。僕ら
が子供だった頃の映画やTV、音楽からのインスピレーシ
ョンを取り入れると、そうした悲しげなメロディがバー
ソナルな文脈で印象をかき立てるからね」
●そうした相反するものが常に存在するという、中国の
場学のような思想は、あなた達の音楽の背後に存在する
のでしょうか?
マーカス「いい質問だな。確実に、それって僕らの音楽
に当てはまると思う。ボーズ・オブ・カナダは、ざわつ
いた都市生活から離れた、牧歌的な田園のライフスタイ
ルで知られてるし、それは僕らの音楽のサウンドにも表
れてるけど、同時に僕らは、都市のカルチャーで起きて
ることを完全に把握してるんだ。僕らは住んでる町と正
反対の環境からエレメントを選んで、取り上げて、それ
を自分達の音楽に入れてるんだと思う。例えば、僕らの
トラックにはよくヒップホップのビートがあって、それ
がきちんと作りこまれたオーブン・スペースなサウンド
と対立してる。だから、常にコントラストを生むトリッ
クが仕掛けられてるんだよね」
●ただ、これまでの2枚の作品一一特に、どこか不安や
禍々しいものがいているようなムードを漂わせていた
前作「ジオガディ」と比べると、とても穏やかな高揚感
のある作品に仕上がっています。こうした変化は、どう
いう意図によるものあったのでしょう?
マイク「「ジオガディ」を始めた時は、複雑でダークなレ
コードを作ろうとしてたんだ。で、あのアルバムの作業
の真っ最中、僕らがスタジオにいた時に、NYで9.11が
起きた。それでさらに深く、ダークなレコードを作るの
に沈み込んでいったんだよ。あの時代を反映するように
ね。で、今回のアルバムを始める時には、僕らは二人と
も、周りの世界が実際、9.11当時よりもさらに暗くて油
断のならないものになってるって感じてた。戦争やテロ
リズム、天災が次々に起きて。でも、僕らのリアクショ
ンとしては、それを反映するんじゃなくて、この時代の
対照となるような、逃避的なレコードを作ろうってこと
だった。もっとユートピア的な夢があって、世界の現況
とはまったく関係のないものをね」
●本作のアートワークにちりばめられた、休日の時間を
満喫しているような幸福な表情を浮かべた人々の写真は
どのようにして集められたものなのでしょう?
マーカス「いろんなイメージのミクスチャーなんだ。家
族や友人の写真もあるし、教材から取ってきたものもあ
るし、友達が作った映画のスチールもある。僕は、古い
写真の秘密めいたところが好きなんだよね。ちょっと暖
味で、いくら幸せそうな顔でも、同時に遠く離れた時代
を通じて見てるから、そこには謎めいた曖味なところが
ある。どこか“触れられない”感覚があるんだ」
●こうしたヴィジュアルの引用は、この作品のイメージ
をフォーカスするために用いられたのでしょうか?そ
れとも、むしろ作品全体のイメージを錯乱させることで、
より聴き手がイマジネーションを使うことを促したもの
なのでしょうか?
マイク「うん、絶対に明確なものじゃない。これはイノ
セントで幸せな昔の写真のコラージュなのか、それとも
もっと悪意のあるものなのか。つまり、なんとなく気味
が悪い、スレスレのところで遊んでみたかったんだ。僕
は常に、多くをリスナーの想像力に任せる方が好きなん
だよね。音楽やアートワークで物事をはっきり示してし
まったら、みんながそこに関わっていけなくなると思う。
過去の偉大な曲やアルバムの多くは、ある種の暖味さを
持つものだから」
●こうしたヴィジュアルの引用に、1%でも皮肉は込め
られていますか?
マーカス「どういう意味での”皮肉”かによるんじゃな
いかな。もし、それを“わかりたい”なら、僕らがバン
ドとしてやってること、全部のトーンにピンとこなきゃ
いけないと思う。ある視点から見ると、僕らがこのボー
ズ・オブ・カナダっていうプロジェクトでやってきたこ
とにはどれも、故意に超然としてるようなところがある
んだ。僕らは絶対に、文字通りだったり、無邪気に受け
止められるべきことはやってきてない。常に、ニヤッと
笑って受け止められるようなものなんだ。それは、僕ら
が甘くてハッピーに聞こえるトラックを作る時も同じ。
そこには必ず僕らがそうする理由があって、大抵は僕ら
が微妙で意外なものを投げ入れられる場として、甘いト
ラックが作られてるんだ。だから、変な風に全体がズレ
ていく。だから、うん、このアートワークさえ、額面通
りに受け止められるとは思ってないんだ。画像がぼやけ
て密めいてて、まるで大昔になくした写真みたいで。
もしかすると、20年間水の中に浸かってて、誰かがまた
見つけ出したのかもしれない。これは幸せな写真なのか、
それとも悲しい物語を秘めてるのか、果たしてこの人達
は今も生きてるのか?一ってことがわからないんだ」
●「もはや失われてしまった未来」、あるいは、「もはや
失われてしまった希望」というコンセプトは、ボーズ・
オブ・カナダの音楽、もしくは、本作に何かしら関係は
ありますか?
マーカス「“失われた未来”は、グッド・アイデアだと思
う。どの世代に も、未来がどうなるかについて独自の考
えがあるよね。未来は一体何をもたらすのか。で、一つ
の世代が消えると、未来に対する彼らのヴィジョンも消
えていって、違うものに取って代わられる。マイクと僕
は、70年代後半から80年代初期にあった、ビタースウ
イートで矛盾した未来観にすごく影響されたんだ。当時
のSF映画やSF小説には、未来は素晴らしく驚異的なも
のであると同時に、恐ろしい事態も招くだろうっていう
テーマがあった。その暗くて、パラノイド的な未来観は、
僕らが今日までずっと抱えてきたもので、それを自分自
身のアートや音楽にも注入するのが好きなんだ。君がこ
のレコードからそこを感じ取ったとしたら、次のアルバ
ムではさらに大きくなると思う」
政治はすべてに影響するんだよ。史上最高の音楽、もっとも重要な音楽のいくつかは、プロテストから
生まれてる。70年代のダブやレゲエ、80年代初期の都市部から生まれたニューウェイヴ、
90年代初期の反商業主義的なグランジ・シーン。実際、ポピュラー・ミュージックの起源そのものが
黒人奴隷なんだよ。最悪の状況を糧にした美しい音楽が、口から口へと伝えられていったんだから
●本作は、部分的にでも、失われたものに対するレクイ
エムのような意味合いは持っていますか?だとすれば、
何に対するレクイエムなのでしょうか?
マイク「うん、部分的にね。これはある一人の体験のサ
ウンドトラックみたいなものなんだけど、それは時間的
にも空間的にも、ずっと過去のものになってしまった体
験なんだ。僕としては、ほとんどが消失してしまった力
ルチャーへの哀悼として見てる。ポジティヴで自由な思
考があった、60~70年代北米のクリエイティヴなカル
チャーへの哀悼だね。それはさらに1世紀遡って、ネイ
ティヴ・アメリカンのカルチャーが同じく失われたこと
も再現してるんだ」
●本作のアートワークを含め、あなた達はどこか70年代
初頭から80年代にかけての時代にこだわりを持っている
ように思えます。こうした時代に、あなた達が惹かれる
理由を教えて下さい。
マーカス「僕らの中のいろんなものが形成された時代だ
ったんだ。音楽や映画に興味を持ち始めたのが、70年代
後半で。しばらくカナダに住んでた頃には、アートや音
楽にあの時代にしかない顕著なスタイルがあって、僕ら
はカナダからUKに戻ってきてもそれを忘れなかった。
時々、あの時代のサウンドやフィーリングを現しよう
としてみるんだ。まるで妖精を小瓶にまた捕まえようと
するみたいに。それって何がそんなに特別だったのかを
知り、似たものを再現しようとする作業なんだよね」
●今、振り返ってみて、前作「ジオガディ」がアートワ
ークも含め、夏や火のイメージ、あるいは、どこか宗教
的な儀式のようなものを感じさせるものだったのは、
時のあなた達が何を求めていたからなのでしょう?
マーカス「『ジオガディ!では、音楽と数学と自然界の
バターンをすべて同じレコードのテーマにすることを目
的にしてた。僕らは二人とも、人は自分自身に責任を持
つべきだって考えてるんだ。“神の業”として説明し
てしまわなくても、ライフやアート、自分が住んでる世
界を祝福出来るようになるべきだ、って。キリスト教芸
術では常に、音楽や芸術の偉大な作品は、それを作った
人間よりも大きな存在、偉大な神の創造物にすぎないと
されてきた。でも、僕らが暮らす世界の裏に潜むパター
ンや、宇宙を支配する数理に目を向けたら、美しさと料
学的説明の両方が見えてくるんだよ。「ジオガディ」は
僕らなりに、人は宗教だけでなく、もっと自由に何かを
無仰してもいいってことを言ってるんだ」
●これまでのポーズ・オブ・カナダの音楽には、サンプ
リングされた肉声を挟み込むことによって、音楽の向こ
う側に隠された様々な謎に対するヒントを提示してきま
した。ただ、本作には、そうしたサンプリングされた肉
声はほぼ見当たらず、謎めいた部分がこれまででもっと
も希薄になっています。この変化は、どういう意図によ
るものなのでしょうか?
マーカス「それは単に、もう「ジオガディ」で十分やっ
たからだと思う。今回は見せかけの引用やトリガーでい
っぱいのレコードを作ろうとしたんだ。うまくいったと
思う。このレコードからはいろんなものを引き出すこと
も出来るのに、やっぱり普通の音楽のふりもしてるから
ね。でも、僕らはそういったものだけで知られるように
はなりたくない。やり過ぎになっちゃうポイントがある
んだよ。例えば、インターネットでこのレコードの謎を
解こうと躍起になってる人達がいるって聞いたけど・・・・・・
僕らが意図してないようなものまでね。さっきも言った
けど、ほとんどの場合、僕らはそういうことをアイロニ
ーを込めてやってる。でも、みんなが真剣になり過ぎち
ゃうことが多いんだ。結局、僕らが声を使わなくなった
のは、この新作では音楽に焦点を当てて欲しいっていう
決断に過ぎないんだよ」
●今作のアートワークの基調になっている淡い水色が、
どこか1stアルバムのアートワークの色調と同系色にな
ったことは、この2枚の作品に何かしらの関連や繋がり
があることを示しているのでしょうか?
マイク「ある意味、そうだね。というのも僕らは、『ザ・
キャンプファイア・ヘッドフェイズ」を、三部作の第三
作として見てるから。ある意味、『ミュージック・ハズ・
ザ・ライト・トゥ・チルドレン』のフレッシュで開かれ
たオープン・スペースにまた戻ってきてるんだけど、何
かが変わってしまっていて、でも、もしかすると、あの
レコードよりさらに希望を込めてるのかもしれない。多
分、ここからまったく違うことをするために、道を空け
るみたいにして、これを自分の中から出さなきゃいけな
かったんだと思う」
●これまでの3枚のアルバムにおける感情的なイン&ヤン
の比率は、それぞれ何%ずつだと思いますか?
マーカス「ははは(笑)。両方のバランスが取れてるとい
いな。それが僕の狙いの一つだから。説明しにくいんだ
けど、僕らはそのバランス、釣り合いをキープするため
に、音楽やアートにたくさんシュールな要素を入れてる。
一つに偏りすぎないためにね。僕らはエモーションとし
て、100%ある方向に向かってるような音楽は好きじゃ
ないんだ。僕らはむしろ常にそこで遊んでる。希望に満
ちたユーフォリックなメロディと、微かな暗さ、底にあ
る気味の悪さを慎重にブレンドしてるんだ」
●音楽には、大勢の人々と一緒に楽しむことでその真価
を発揮するものもあります。ただ、あなた達の音楽の場
合、独りきりで音に向き合うことで、その真価は発揮さ
れるように思います。実際、私自身がボーズ・オブ・カ
ナダの音楽を聴くのは、特に移動中、ヘッドフォンを使
ってです。そうすることで、いろんな過去の記憶や今ま
で経験したことのない未来に触れたような感覚を味わう
ことが出来ます。あなた達にとって、理想的な音楽との
接し方について教えて下さい。
マイク「僕らの音楽を聴く理想的な方法については、も
うすでに君が言ってくれたんじゃないかな。理由はよく
わからないけど、僕らの音楽は独りで体験するのがベス
トなんだ。もしかすると、僕らが、パブリックな文脈に
おいて使われることをあんまり念頭に置かずに書いてる
からかもしれない。自分達の音楽を、パーティ・ミュー
ジック、ダンス・ミュージック、人がそれに合わせてロ
ックする音楽としては考えてないんだ。むしろこれはリ
スナーが自分のパーソナルな思考を広げるためのサウン
ドトラックで、自分が今いる場所や時間から離れるため
のツールみたいなものなんだ」
●ボーズ・オブ・カナダの音楽は、往々にして、聴き手
の記憶を刺激すると考えています。ただ、あなた達自身
としては、自分達の音楽に、様々な過去への橋渡しとい
う機能を意識的に与えたことはありましたか?本作に
おいては、どうでしょう?
マーカス「それは常に、僕らが意図してやってることだ
ね。アルバムを作る時に、一番時間をかけてるところか
もしれない。僕らはたくさん曲を書いて、その中には奥
型的なボーズ・オブ・カナダのトラックとは根本的に違
うものもあるんだ。でも、リリースする作品に収録する
のは、どこか親しみのある、ノスタルジックな曲になっ
たりする。僕らはずっと、それを音楽の中に捕まえよう
と苦心してるんだよ。すべての人々に共通する記憶があ
って、あるサウンドや引用でそれを呼び起こせるんじゃ
ないか?そんな風にね」
●ボーズの音楽には、どこが古代からずっと鳴り続けて
いる音楽のある一部を掬い取ったようなイメージがあり
ます。これは、あなた達の中の、音楽そのもののあるべ
き姿に対する思想が反映されているのでしょうか?
マイク「面白い指摘だね。っていうのも、僕ら自身、音
楽を作る作業は、これまで存在しなかったものを発明す
るような単純なことじゃないんじゃないか、って話した
ことがあるんだ。すべての美しい音楽は、すでに天空の
どこかに存在してるっていう理論がある。偉大なミュー
ジシャンはラジオみたいなもので、その音楽に波長を合
わせて、録音出来る形に書き取ってるだけだって。ブラ
イアン・ウィルソンが"ゴッド・オンリー・ノウズを
思い付いた時について、似たようなことを言ってるのを
僕は聞いたし、デヴィッド・ボウイの似たコメントも読
んだことがある。もしかすると、僕らは、ただ天空のア
ンテナに波長が合ってるだけなのかもしれないね」
●では、我々が暮らしている現在の世界の政治的な不安
定さは、どの程度、ボーズ・オブ・カナダの音楽に影響
を及ぼしていますか?
マーカス「今の状況を見てると、僕はこのカオスにイン
スパイアされた、暗くて、難しいものを作りたくなる時
がある。でも、他の日には、一番のアプローチはそれに
反発して、もっと新鮮でポジティヴなものを作ることだ
って感じるんだ。だって、人々を恐怖に陥らせて、日常
的に続がらせておくことに関しては、世界中のメディア
が十分いい仕事をやってるからね。僕らがそれを後押し
する必要はどこにもない。僕らの音楽にも、ダークで、
シュールな部分はあるけど、底に流れるメッセージは常
に、希望と自由なんだよ」
●本作のディテールにおいて、その影響を特定出来る部
分はありますか?
マイク「スロウ・ディス・バード・ダウン”っていう曲
には、二重の意味があるんだ。一つは、まるでバイロッ
トが飛行機の向きを変えて、どこかに着陸しようとする
時に言いそうなフレーズだよね。「この鳥の速度を落とせ」
って。でも、同時に、それは僕らが知る世界に対するコ
メントでもある。なんていうか、「すべてがあまりにも速
すぎて、混乱しすぎてるから、みんな何が大切かをしっ
かり見極めて、それを守らなきゃいけない」みたいな。
よりシンプルで、ナイーヴな時代を懐かしんでるのは僕
一人じゃないと思う。誰もが水平線を見て、何かを待ち
わびたりしていなかった時代。あの曲を聴くと、僕はま
るで大きな黒い雲がついに晴れてきて、ささやかな希望
が顔を出してきたみたいに感じるんだ」
●ベックは、以前、「音楽は、政治や経済の外側に存在
するタイムレスなもの。自分自身の音楽がそういうこと
に影響されることは極めて少ない」と語っていました。
彼の発言に対する、あなた達の所感を数えて下さい。
マーカス「質成は出来ないんじゃないかな。勿論、音楽
には完璧に逃避的になれるパワーがあって、すべてがフ
アンタジーだと言えるかもしれない。でも、政治はすべ
てに影響するんだよ。これまでも常にそうだった。60年
代のサイケデリックなヒッピー・カルチャーだって、そ
こから生まれたポピュラー・ミュージックだって、みん
なよく知るように、当時の帝国主義的で非情な政治への
反発だったわけだしね。史上最高の音楽、もっとも重要
な音楽のいくつかはプロテストから生まれてる。70年代
のタブやレゲエ、80年代初期の都市部から生まれた二
ューウェイヴ・ミュージック、90年代初期の反商業主
義的なグランジ・シーン。実際、ポピュラー・ミュージ
ックの起源そのものが黒人奴隷なんだよ。最悪の状況を
湿にした美しい音楽が、口から口へと人々に伝えられて
いったんだから」
●これは、本作における“84ポンティアック・ドリーム”
や“ティアーズ・フロム・ザ・コンバウンド・アイ”と
いったタイトルからインスパイアされた質問です。スー
バー・ファーリー・アニマルズのグリフは、彼らの最新
作に収められた曲について、「政治的な絶望から、地球
外生物の立場になって、人類の行く末を眺めたような歯
を書いた」と語っていました。あなた達にとっても、人
間ではなく、他の生物や自然、もしくは、人工物の視点
から、作品を作るというアイデアは、あなた達の中にあ
りますか?
マイク「グリフの発言は興味深いな。時々、僕もそうや
って曲を響くから。インストゥルメンタル・バンドであ
ることには利点も欠点もあって、即座に伝わる声のメッ
セージがない代わりに、曲の裏側に変なテーマをしのば
せるチャンスにはずっと自由に恵まれてるんだよね。僕
はずっと、黙示録のアイデアに取り憑かれてた。僕らの
知る社会の終焉と、そこから生き延びる可能性に。それ
は僕らの好きな時代、70年代のSFですごく人気のあっ
たテーマで、当時のSFはほとんどが暗くて、アルマゲド
ンとか、人類のダークな未来を描いてたんだ。僕は時々、
自分はそうした時代と、さらにその先に流れるような音
楽を書いてるんじゃないかって想像することがある」
●同じくスーパー・ファーリー・アニマルズは、人類の
滅亡そのものは、宇宙全体や人類以外の生物にとっては
決して悲しむべきことではないというテーマを持った、
“イッツ・ノット・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールドで
という曲をいたこともあります。そうした態度は、シ
ニカルなものだと思いますか?
マーカス「ははは(笑)。まあ、もしそういうこと(人類
の滅亡)が実際に起きたとても、僕らみんなそうなって
然だ、って言っていいんじゃないかな」
●皮肉やアイロニーは、ボーズ・オブ・カナダの音楽の
中に、どの程度、存在しますか?
マイク「君が思ってるより、ずっと多いよ」
●ボーズ・オブ・カナダの音楽は、様々な意味において
今もスポイルされ続けている我々の世代を象徴する、あ
るいは、代表している部分はあると思いますか?
マーカス「いや、むしろ僕らの音楽は、その世代にとっ
てのオルタナティヴだと思う。現代のジェネレーション
のためにあるカルチャーの大半は、思考するのをやめて
しまって、スイッチを切るためのものなんだ。僕らの音
楽は、つい最近まであった、よりシンプルな世界を覚え
ている世代に語りかけるものかもしれない。インターネ
ットや携帯電話、TVゲームなんかが出てくるすぐ前にあ
った世界。僕らの年齢の世代は、時代のかなり大きな変
化に立ち会ってるんだよ」
●だとすれば、特に、我々の世代のどんな感情的側面を、
主に表現しているのでしょう?
マーカス「僕らはもっと自由に考えること、自分自身の
アートを作り出したり、『何かに合わせなきゃ」とか「メ
インストリームの一部にならなきゃ」なんて感じずに行
勤を起こしたり出来るように、みんなをインスパイアし
ようとしてるんだと思う。ディーヴォの主張と同じさ。
僕らは“クールなのはもう沢山”なんだ。社会的にでも
いいし、アートにおいてでもいいし、地理的にでも政治
的にでもいい。とにかく自分自身の道を進むよう、人を
インスパイア出来たらいいと思ってる」
●あなたなら、我々の世代に、どんな名前をつけます
か? マイク「多分、“アパセティック(無感情な)・ジェネ
ーション”だな」
●自分達の音楽が根差しているとあなた達自身が感じて
いる、ある時代のある特定の文化があれば教えて下さい。
マーカス「僕らは70年代から80年代初期にかけての北
米カルチャー、映画や音楽にすごくインスパイアされる。
あの時代のメディアには、ポジティヴなシンボリズムが
あるんだ。当時はそんなにわからなかった。冷戦やヴェ
トナム戦争みたいなものへの反発でもあったからね。で
も、今見るとクリアなのは、あれってまるで蛍光色の虹
みたいなシンボリズムなんだよ。すべてにそれが影響し
てるんだー一TVの教育番組やSF、音楽革命、オリンビ
ックのためのデザインみたいなグラフィック・アート、
サマー・キャンプ、ウィンター・スポーツ、『セサミ・ス
トリート」にさえ見つけることが出来る。うまく言えな
いんだけど、僕らにとっては、常にあれがエネルギーに
なるんだ」
●ある時期までのローリング・ストーンズは、「決して老
いさらばえることはない若さ」というファンタジーを聴
き手に与えてきました。ある時期までのマイケル・ジャ
クソンは、「決して大人にならないピュアネス」というフ
アンタジーをリスナーに与えてきました。もし仮にボー
ズ・オブ・カナダの音楽が、リスナーに与えるファンタ
ジーがあるとすれば、それは何だと思いますか?
マイク「多分、“鏡の向こう側みたいな場所のサウンド
トラック”かな。これを聴くと自分が知ってる世界の別
ヴァージョンへ飛び込めて、そこでは歴史が枝分かれし
て、すべてが変な方向に向かってるんだ」
Note: Translated by ChatGPT-4o
A music of struggle, possessing a firm will and ideals, even without words.
Protest music that refuses to accept the absurdities and tragedies happening in this era.
This is exactly what defines Boards of Canada.
Their third album, The Campfire Headphase, released three and a half years after their previous work, unfolds a dazzling utopian world.
However, within the gaps of its fantastical sound lies a sense of pain, acknowledging that this beautiful world has already been lost.
In other words, capturing this excessively beautiful "lost future" is their protest against the abominable world we live in.
We must liberate Boards of Canada's music from the narrow genre of ambient electronic music.
Similarly, we must free their music from the image of being instrumental music without any assertions, ideology, or irony.
Because Boards of Canada's music is a music of struggle with solid ideals, a music of resistance that never succumbs to the current reality.
Boards' third album, The Campfire Headphase, released three and a half years after their previous work, Geogaddi, is probably the most beautiful record released this year.
No matter when or where you listen to it, it invites you into a comfortable reverie, as if flowing through an ideal utopia.
From the gentle sound of the acoustic guitar rising from beyond the sound of rippling waves, to the layered rainbow textures on top of steady breakbeats—there is a beauty and harmony that makes you want to immerse yourself in this comfort forever. It's a truly beautiful work that, once in your hands, you will never want to let go of.
But in truth, this record is not just about comfort. It expresses a beauty and harmony that once surely existed in this world, but also coexists with a sense of pain that most of it has now been lost. There is a deep feeling of melancholy. Like looking at a happy childhood photo with family who are no longer in this world, there is a sweet and sour sadness spreading very quietly.
Happy memories, and the pain of them being lost and existing only in the past—this contrast is precisely Boards of Canada's assertion. In other words, "Why has that wonderful world vanished?" Boards' music, which depicts the ultimate world of beauty, is a form of nostalgia as a protest, a melancholy as an objection to the current state of the world that has been changed mainly by the governments of advanced countries over the past century.
The following is a written interview with the two members of Boards of Canada, Mike Sandison and Marcus Eoin, who spoke candidly about our prepared questions.
interview with MIKE SANDISON
AND MARCUS EOIN
"When you look at the current situation, there are times when you feel inspired to create something dark and difficult, inspired by the chaos. However, the best approach is to go against that and create something fresher and more positive. After all, the world's media is doing a good enough job of scaring people on a daily basis. Our music has dark parts, but the underlying message is always hope and freedom."
"Politics influences everything. Some of the greatest and most important music in history has been born from protest: 70s dub and reggae, the early 80s urban new wave, the early 90s anti-commercial grunge scene. In fact, the very origins of popular music stem from black slaves. Beautiful music nourished by the worst circumstances was passed down orally."